2022.05.29
コンペ形式で受賞作を決定します。たくさんのご応募をお待ちしています。
※諸般の事情により一時掲載を取り下げた期間がありましたが、有望な企画に対して支援をしたいという想いに変わりはないので、当初の告知通り1作品以上に対しての支援をシェイクトーキョー社として行います。
ただし、企画の応募の締め切りを2022年6月15日まで延長させて頂きます。
また、当初は受賞者が許せば製作のパートナーとして並走するということを表明させて頂いておりましたが、その部分に関しては撤回をさせて頂き、金銭的な支援に限定させて頂きます。この部分を期待頂いた応募者の方には申し訳ありませんが、ご理解頂けますと幸いです。
監督や脚本家の「自腹」によって企画が作られている現状
「企画開発費」とは、映画製作の初期段階において「原作権の取得」「調査/リサーチ」「脚本製作」など、企画を開発するためにかかる費用のことです。
これはすべての映画製作にかかる費用ですが、多くのインディーズ作品では企画開発費は予算計上されず企画者の「持ち出し/実費」であるケースが多く見られます。
小規模映画が立ち上がるのは、監督や脚本家の企画・脚本が製作者(お金を出す/集める人)に「見つかった」ときです。
ただし企画が製作者に見つかるためにはすぐにでも製作が始められるようなクオリティになっている必要があり、ゼロから映画のタネを生み出し企画という形に結実させる(ときに数年間に及ぶ)根気のいる創作は事前に行っておくべきものとして軽視されている傾向は否めません。
監督や脚本など企画者が映画を作るためならばと、アルバイトや借金で生活を繋ぎながらの企画開発を厭わない覚悟は素晴らしいことではありますが、長期的に映画業界の発展を見据えたときにこの状況が良しとされていることが健康的とはとても思えません。
私たちがこれまでに関わった映画作りでもすべての作品の予算に企画開発費が充てられていたわけではありません。
ただし、これからの製作においてはゼロをイチにする創作にこそ、出資をしていくべきだと考えています。
だからこそ反省と自戒も込めて、新しい力強い映画の出現に投資をしていきたいと思います。
今回の100万円という金額によって企画開発費すべてを賄えるとは考えていませんが、脚本を開発したりリサーチを進めるなど、最低限の足がかりとなるのではないかと、これまでの経験から考えています。
現在の映画を巡る状況を少しでも好転させるには、ハイクオリティな小規模映画の登場が不可欠です。
そしてハイクオリティな小規模映画は、作り手からの搾取ではなく、純粋な創作への投資と育成から生まれると信じています。
企画開発コンペでは、受賞した作品に100万円を出資します。
現段階では受賞本数は決めていませんが、1本以上を選びます。
ハードルが高すぎることを、当たり前のことにしない。
未来を切り開く一歩目を作るための挑戦でもあります。
力強い、企画の源の応募をお待ちしております。
シェイクトーキョー
汐田 海平
・2022年3月9日時点で撮影を完了していない長編映画作品の企画が対象となります
・想定している製作規模は問いません
・劇場公開を前提とした長編映画であれば「フィクション」「ドキュメンタリー」「アニメ」などジャンルは問いません
・原作の有無は問いません
・プロ/アマは問いません
・応募者の法人/個人は問いません
・「企画者」であれば「監督」「脚本家」「プロデューサー」など応募者の役職は問いません
・当選作品の数は「1本以上」とします
・既にプロダクションや出資者が決まっていても応募可能ですが、その旨を記載ください
・応募者1名につき1企画のみの応募とします
・応募費はかかりません
・審査内容や進行については都度開示いたしませんのでご了承ください
上記アドレス宛に件名を「企画開発コンペ応募」とし、
下記①〜⑥を記載した資料をPDFで添付してお送りください
【応募締切:2022年5月31日】 2022年6月15日まで
①応募者連絡先・経歴・プロフィール(ご自身の所属や作品歴など、なるべく詳細に)
②企画内容(分量・形式自由)
③進行状況(現在の企画の進行状況*製作やプロダクションが決まっている場合は記載ください)
④完成イメージ(予算規模感・上映館数・想定の座組み )
⑤企画開発費の使用用途(取材費・原作権取得費・脚本費・翻訳費・パイロット版製作費など、企画開発にどのように費用をかけるかの想定を教えてください)
⑥過去作URL(お持ちであれば。YouTube やvimeoの作品リンクを記載ください)
・二次審査以降で面談を予定していますが、詳細は該当者にのみ2022年7月中までにご連絡させていただきます
・2022年7月いっぱいでの受賞作決定を予定しています